【アメリカ生活振返り】その4~アメリカ人J①さんとの出会い~

Butaのアメリカ生活振返り

渡米後、3か月間、サポートしてくれた母が、日本に帰国し、
さぁ、本格的に、家族4人の新生活がスタートしました。
それまでのことをご覧になりたい方は、
【アメリカ生活振返り その3】へどうぞ♪

nekobuta familyのアメリカ生活を語る上で、
大変お世話になった超重要人物が数人いるのですが、
今回は、そのうちの1人、J①さんについて、お話したいと思います。

2018年8月に渡米し、9月から、週2回、デイケア(9:00-12:00・ランチなし)に通った長男。
日本でも、幼稚園のプレに通っていたので、次男妊娠中に、アメリカへ行った際、
(【アメリカ生活振返り その2】
自宅から近いデイケア数か所を見学し、検討した結果、ここ↓に決めました。

入園当日、早速、旦那と次男と、サポートに来てくれた母も一緒に、
長男をデイケアに預けましたが、案の定、大泣き。
(言語も環境も全く違うところに、いきなり入れられたら、だれでも戸惑いますよね。。)
私たちが迎えに来たときは、泣き止んでいましたが、
母と、私と、生後3か月の次男を抱っこして、長男を迎えに来ている私たちの姿を、
気にかけてくれた先生がいました。
その方こそ、アメリカ人J①さんです。

J①さんは、親日家で、かつては、
日本人留学生をホームステイで受け入れたりしたことのある、とても日本についてお詳しい方。
ここのデイケアには、ボランティアの先生として来ていました。
入園初日、そんなJ①さんが、私たちに話しかけてくださいました。
私はつたない英語で、母が、3か月間、
私たち家族のサポートでアメリカに来てくれていること等を話しました。
J①さんは、子供たちがとても幼かったのと、
母が帰国した後の私たち家族のこと、そして、
私たち家族を心配している母のことを、とても心配してくださいました。
初対面で、大丈夫かな!?と、一時は不安もありましたが、
J①さんは、私の母の目をじっと見つめ、
『大丈夫。幼い子供たちがいるけれど、アメリカにいる間、
私がずっとサポートしてあげるから、娘(私)さんの心配はいらないよ。絶対に大丈夫。』と
英語が分からない私の母と、心と心の会話をしている姿を見て、

この人は、信頼できると確信に変わりました。
私も母も、胸がいっぱいになりました。
本当に心強かったです。
今でも、2人が会話した、あの光景が目に焼き付いています。
J①さん曰く、母がアメリカに住んでいたら、良い友達になっていたわとのこと。
母は、英語が全く喋れませんが、確実に、J①さんと心が通じ合っていました。
言葉の壁は関係ないのだなと思いました。

こうして、J①さんと、連絡先を交換し、私の母が日本に帰国する前に、
皆で家に遊びにおいでと、J①さんのご自宅にお伺いしました。
本当は、私たち家族以外に、
J①さんの日本人の友人(実は、旦那と同じ会社の奥様)も来る予定でしたが、
これは、本当に不思議なのですが、一緒にJ①さんのご自宅にお伺いしようとする度、
その方にアクシデントが起こり、皆で会うことが叶わず。。。
本当に、人それぞれ、その人とのご縁のあるなしってあるのだなと、改めて勉強になりました。

これを機に、私たち家族とJ①さんとご主人Bさんとの交流が始まりました。
J①さんが予定のある時以外は、毎週1回、J①さんのご自宅に遊びに行かせて頂きました。

私にリラックスしてほしいと、ランチをご馳走してもらったり、

子供たちのために、おもちゃを用意して、一緒に遊んでくれたり、

ご近所の方の子供と遊ばせてもらったり、

ご近所の方と、ゆっくり椅子に座りながらお話させて頂いたり、
(特に、印象的だったのが、J①さんのご近所の方は、
自宅でホームスクーリングを行っている方が多く、
恥ずかしながら、ホームスクーリングについて知らなかった私は、
アメリカでは、このような教育の選択肢があるのだと、視野が広がりました。)

サンクスギビングデーの日に、一緒にディナーしたり、
クリスマスの日には、一緒に教会へ行き、祈り、歌ったり、

子供たちの病院や私の健康診断へついてきてくれたり、
時には、私と子供たちを叱ってくれたり、
アメリカや世界情勢のこと、イエス様のことを教えてくれたり、
本当の両親のように、私たち家族を大切にしてくださいました。

私たち家族は、与えてもらってばかりだったので、
自宅に呼び、私の手作り日本料理を一緒に食べたり、
日本の端午の節句の紹介をし、旦那のギター伴奏つきで、
日本の歌を皆で歌い、紹介したりしました。

最初は、お互いのことを知らないのに、
なぜ、こんなにやさしくしてくれるのか、戸惑いましたが、
ご夫妻は、クリスチャンの方で、聖書に書いている隣人愛の精神のもと、
私たちのことを自分のことのように大切にしている、
自分の中の聖霊様が、私たち家族を助けるように言われたとおっしゃっていました。

また、異国の地で頑張らないといけない!と気を張っていた私でしたが、
J①さんの自然豊かなご自宅でリラックスさせて頂いたことで、
自分の時間を持ち、ほっと一息つくことの大切さも教わりました。

感謝してもしたりません。

このような経験から、J①さんとご主人Bさんは、
私たち夫婦にとって、アメリカの両親。
子供たちにとって、アメリカの祖父母という大切な存在となりました。

コロナの影響で、アメリカに旦那を残し、私と子供たちは、先に日本へ本帰国したので、
2年という短い期間の交流で、遠く離れていますが、
今でも、近況報告したり、写真やクリスマスカードを送ったり、ご縁が続いています。

私も、これから先、ご縁あって出会った人の中で、
何か困っている方がいたら、J①さんとご主人Bさんのように、手を差し伸べたいと強く思っています。

また、絶対に、再会できることを胸に、日々の生活をしっかり、丁寧に送りたいと思います。

続く

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