【アメリカ生活】大きい家で一人暮らし。1ヵ月立って見直した人生観

単身赴任
はじめに

家族で住んでいた大きな家でしたが、コロナを危険と感じ家族は日本に帰し、自分はそのままアメリカに残り、一人暮らしをすることになりました。家族と離れて1ヵ月、今まで落ち着いて考えることができなかった仕事、家庭、人生など様々なことを考えるようになりました。一人暮らしを1カ月続けて、思う所を記載したいと思います。

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一人暮らしになった理由

このコロナの騒動で、2020年の冬はどうなるかわかりません。もし家族が感染したら私も仕事どころではありません。子供の幼稚園もいつ再開されるかわかりませんでした。そのため、家族の安全を守るためということは言うまでもなく、私が仕事に専念するため、プラス子供を幼稚園に入れ、教育をしっかり受けさせるために、家族は先に日本に帰すことにしました

もともとアメリカに着任したころは、アパートで一人暮らしをしていたのですが、それは家族を受け入れるための準備期間のようなものでしたので、家族と一緒に過ごしてからまた別居になって一人になった今は状況が異なり、様々なことを考えようになりました。

大きな家で一人暮らし。大変なこと。

家の大きさ

家は、日本では考えられないくらい広いです。神戸の実家が建物面積100平米くらい(平均的な一軒家です)なので、その約3倍+ガレージ+庭という感じです。子供が走り回って遊ぶにはとてもよい家でした。

家の広さ
  • 建物面積300平米 + 車2台入るガレージ
  • 30ヤード×20ヤードの庭
  • 1階は35畳リビング + 20畳キッチン + 10畳書斎 + トイレ...
  • 2階は20畳寝室 + 10畳小部屋×4部屋+トイレ2つ、シャワー室二つ+バスタブつき風呂...

もっとも辛いこと=孤独感

食事、家の管理など大変なことは色々あります。その中でも最も辛いのは孤独感です。つい一か月前までは、そこのリビングで子供たちが遊んでおり、今いるダイニングでは子供たちと一緒に食事をしていたわけですから、その姿が目に浮かびます。

子供たちが幼稚園へ行く姿を見れないこと、成長を間近で見れないこと、土日一緒に公園へ行けないこと、今まで何度か定期的に単身赴任的な立場になったことはありますが、これまで以上に孤独感を感じます。

家族がアメリカにいたころは、一緒に買い物や公園に行ったり、家で積み木で遊んだり、庭でボールを蹴ったり、幸せであったことの裏返しかなと思います。

1ヵ月たって、考えること。

家庭

今はコロナ騒動中にアメリカ駐在という、やや特殊な状況なので最優先の家族の安全を守るため、仕方がないと、納得してはいるものの、家族は離れるべきではないと感じています。特に子供がまだ幼稚園児で、これからどんどん成長していくという時期を一緒に過ごせないことは辛いですね。

どんなにお金があって、家が広くても家族と過ごす幸せには変えられないと感じています。次合流したら、子供が大きくなるまで二度と長期の単身赴任がないようにしたいと考えます。

将来住みたい家、地域

上述のように孤独感は感じているものの、それは家が大きいこととは関係ないように感じています。家が大きいことは快適この上なく、できれば日本に帰っても大きな家に住みたいと考えています。帰任して、うちのトイレよりも狭い寮の部屋でまた単身赴任など、とても考えられません。

住む地域も考えたいと思います。アラバマのような綺麗な街並みは日本にあるのでしょうか。もしかしたら、街づくりから自分でする必要があるのではないかとも思っています。googleマップなどで、上空写真を見ると、今まで日本で住んでいた地域のゴチャゴチャしている感がものすごく、アメリカの整備された街並みが素晴らしく快適に感じます。

実際、アラバマに数年間住んでみて、日本に住んでいた時には感じられなかった快適感、開放感があり、何一つ生活で困っておりません。そのような快適性をこれからも求めて生きたいと思います。

仕事

おそらく半年以内に日本に帰って、会社の日本の部署に配属されることになります。しかし、不安なのが、上述の家の広さ、住んでいる街並みなどももちろん、仕事を楽しめるかどうか、不安です。今は、仕事のためにアメリカにいて、ある程度仕事も楽しんでいるものの、日本に帰ると部署も仕事内容も変わります。

起きている時間の半分は仕事に充てるわけですから、楽しまないと損ですよね。お金のためと割り切ってやりたくない仕事をやる、ということは、今までは許容してきましたが、ある程度専門分野を極めてくるとその分野で最先端を走りたい気持ちが強くなっています。

また、アメリカに来て、日本との仕事の進め方の違いを感じています。特に意思決定方法や経営戦略について、いつまで20年前と同じことをしているの?と正直思います。世の中が変化するにつれ、戦略や社内システムを変えていく必要があり、そうしないと下落トレンドに入った今、落ちるところまで落ちてしまいそうです。

できるだけ改善に向けて提案していくつもりではありますが、受け入れられない場合、自分に合った仕事を探す、あるいは自分で作る必要があると感じています。

お金

幸いにして、現状ある程度貯蓄もあり、月収も安定しているので特にお金に困っているということはありませんが、今後はどうなるかわかりません。今はある程度裕福でも、お金を使いすぎないように、今まで以上に気を付けています。外食を控えるなど、ですね。

ただし、今後のための投資は行っています。今後会社のビジネスがうまくいかなくなった場合に備え、情報収集、スキル向上のために、お金を使っています。

メンタルを保つ方法

色々考えすぎると、メンタルが落ち込んでしまう可能性があります。なので、メンタルを保つために、以下のことを行っています。無駄な消費はしたくありませんが、メンタルを保つのも将来のための投資だと割り切ってお金を使っています。

  • ゴルフ
  • 音楽、映画、動画を楽しむ
  • 家族とLineでテレビ電話
  • 仕事を頑張る

人生を楽しく活きるためには、家族、仕事、趣味、どれも充実させていきたいと、強く感じるこの頃です。

さいごに

以上が、大きい家で単身赴任が始まり、1ヵ月たった現在、わたし個人が感じていることです。今まで何となく生きてきたわたしが、一人になって人生についてより真剣に考えるようになってきたと感じています。定期的にまた心境の変化を書いていこうと思います。

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