【アメリカ生活】大きな家で単身赴任、1年経過。家族、仕事への思い

はじめに

本記事は、COVID-19の影響で家族を日本に戻し、アメリカで単身赴任を始めた著者が、家族、仕事、自分の夢など、悩める心境を記載しています。前回の記事の続きです。

本記事の対象とする読者
・幼い子供を抱えるお父さん方
・家族、仕事、自分の夢などに葛藤を抱えている方。

※大まかな内容は下の目次をご覧ください。気になる見出しにジャンプ可能です。

選ぶ道のメリット、デメリット

前回、今自分が置かれている状況に関して、会社に不満がつのっているということを書きました。では、それに対してどうするのか?

選択肢は二つしかありません。

  • 会社の指示に従う。
  • 会社の指示に従わず、自分で進路を選ぶ。

私の場合、自分で進路を選ぶというのは、最終定住地を決めてそこで仕事を見つけ家を建てて家族とともに過ごす、ということになります。

会社の指示に従う場合

メリット

  • 安定した給料を得られる。
  • また異動があってアメリカ生活ができるかもしない。
  • どんどん偉くなれる(はず)。

デメリット

  • またそのうちどこかに国内の異動があり、単身赴任もしくは子供を転校させなければならない。
  • 住みたくない場所で住まなければならない。
  • 最終定住地にしたくない場所で家賃を払い続けなければならない。
  • 不満を抱えたまま、典型的な日本の大企業の、窮屈なシステムの中でストレスを抱えて生きなければならない。

自分で選ぶ場合

メリット

  • 最終定住地を決定し、家を建てられる。
  • 子供の環境を変化させることなく教育を受けさせることができる。

デメリット

  • 最終定住地にしたい場所にやりたい仕事、異動のない仕事があるかどうかわからない。

結論

やはり自分の道を選びたい

会社に居続けることにもメリットはありますが、デメリットの方が大きく、自分で選ぶ道のメリットを自分は大切にしていきたいと思います。

人によって価値観は異なるので、安定を選ぶ人、仕事を選ぶ人もいることでしょう。私の場合は、住みたい場所で家族と住む、ということに重点を置きます。

それでも仕事(金)は必要であり、これまで培ってきた技術、経験などを活かせるような仕事は選びたいと考えています。大企業で管理職を務めてきたプライドもあるので、ある程度給料の出るところが好ましいです。

なので、矛盾するようですが、順番としては最終定住地にしたいエリアで、自分にふさわしい仕事を見つけ、その後移動、ということになりそうです。

最終定住地とは

私の場合、関西エリアです。

アラバマやカリフォルニアの大きい家、広い道路、綺麗な街並み等々は、私が知っている日本のどの地域と比べても圧倒的に魅力的に感じます。できることなら、ずっとここで生活したいですが、私の場合、永住権を得ることは難しそうで、日本に戻らざるを得ません。

子供たちには、いつかアメリカもしくは海外に羽ばたいてもらいたいと考えています。そうなったときに、日本に帰る場所を作ってあげておきたいです。

私がしたい仕事

私がしたい仕事は、今関わっている分野に関連する仕事で、全く未経験のところからスタートしたいと考えているわけではありません。

今の分野では幸いなことにPh.Dも取得しており、自分で言うのもなんですが、世界最高・最先端レベルの知識と経験があると自負しています。この経験を生かして、一つの会社に縛られずに自由に社会に貢献できるような技術者になりたいと考えています。

つまりは、コンサル的なもの。それを進めようと思ったら、仕事の土台として大学の先生がベストなのではないかと考えています。実際に私が大学でお世話になった教授は、企業出身で、周りの企業の相談役みたいなものをしながら、資金調達、研究テーマ発掘などをしており、今の私ならそれと同じようなことができると考えています。

もしくは、圧倒的に面白そうなことをしているベンチャー企業でもいいと思っています。その2つに絞って仕事探しをしたいと思います。

今後について

大学の教員公募を調べる

こればかりは、タイミングの問題なので、うまいことポストがなければどうしようもありません。いくつか応募してみたいものは見つけたのですが、出身大学から学位証明書を取り寄せるだけで一苦労です。今の時代であっても完全アナログなので、捺印、原紙、返信用封筒、委任状・・・等々が必要とのこと。海外に住んでいると大変です。

あとは、自分の過去の論文や表彰の記録などを探して、応募用紙に記入したりします。電子メールでの応募が可能であっても、論文のコピーは紙で送付が必要、などなどよくわからない制約に悩まされつつ、応募を進めています。

リクナビNEXTに登録

念のため大学だけでなく、企業の方も見ています。ただし、自由にできなさそうな大企業でなく、ベンチャー企業の方が面白いと思っています。なので、転職の専門家に探してもらうことにしました。

最後に

30代後半くらいになると、もしかしたら誰もが自分の人生を見つめ直すのかもしれません。もちろん、会社に残って安泰を選ぶ、というのも一つの方法ですが、自分を問い直すとやはり会社から離れた方が、自分にとってベターであるという結論に至りました。

楽しい転職活動のはじまりはじまり・・・。

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